370名のボランティアのマネジメント
かつて「天下の台所」と呼ばれた大阪では、商業・交通・市民生活と水辺は密接な関係がありましたが、現在はその面影はほとんどありません。しかし、大阪の都市再生の一つの柱として、市民が水辺を使いながら水辺に賑わいを取り戻すための取組が少しずつ始まっています。この流れの中、2009年の夏から秋にかけての52日間、「水都大阪2009」が大阪の中心部で開催されました。 「水都大阪2009」のメイン企画である「水辺の文化座」は、大阪の中心部に今も残る水の回廊、特に大阪の歴史・文化の代表的ゾーンである中之島を中心に開催されました。全国から160組のアーティストが集結し、市民参加型のアートプログラムを展開しました。studio-Lは、これらのプログラムを支える総勢370名のサポーター(市民ボランティア)のマネジメントを担当しました。会期前には公募や説明会、オリエンテーションの運営、サポーター手帳の製作などを実施し、会期中は藤浩志、ヤノベケンジ、KOSUGE1-16といった「水辺の文化座」のメインアーティストのチームなど、6つのチームに配属されたサポーターのシフト管理や各チームのディレクターとの調整を行ないました。灯りプログラムのディレクション
また、「水辺の文化座」の中の「灯りプログラム」では、サポーターのマネジメントとともに、プログラムディレクションをstudio-Lが担当しました(株式会社iop都市文化創造研究所と協働)。中之島公園の夜を光で彩るための様々な参加型プログラムを、会期中の52日間、毎日展開しました。会期前から大阪市内の小学校へ出前授業を行なうとともに、会期中には来場者を対象に、光のイルミネーションの制作ワークショップを実施しました。さらにサポーターたちがデザインした「地上絵」に、約1万個の紙灯ろうを配置するプログラムなど、このイベントを通じてサポーターたち自身が大阪の水辺のまちづくりについて考え、成長することができる仕掛けも盛り込みました。サポーターたちは、今回の経験を活かして今後の「大阪の水辺を楽しむまちづくり」の担い手(人的資源)としても期待されています。







