白馬村第5次総合計画

担当者:山崎、醍醐、小山、洪、渡辺、遠藤、厚毛
場所:長野県白馬村
工期:2015-2016

多様性があり成長し続ける村に

長野県白馬村は、豊かな自然を活用し、スキーや登山といった観光業と農業を中心に、国際的な山岳リゾートとして発展してきました。バブル崩壊後の「失われた20年」と呼ばれる長期不況のあおりにより、基幹産業の一つである観光業は大きな影響を受け、立ち直っていくための再構築の段階にあります。そのような中、2014年(平成26年)11月22日に発生した「長野県神城断層地震」は、過去に例の無い多大な被害を村に与えました。しかしながら、地域住民がお互いに助け合い、住民同士の「絆」や地域コミュニティの重要さを再認識させるきっかけとなりました。 そのような経験をふまえて、2015年から今後10年間の村運営の指針となる第5次総合計画を策定するプロジェクトが始まりました。白馬村の計画策定では、村の人口が減少していく中で、村内外で意見交換する場(ワークショップ形式)やお話を聞く機会(個別ヒアリング)を設けました。村内の暮らしが「多様化」していく中で、持続可能な村として「成長」していくために、村民以外の皆さんの意見を取り入れながら計画づくりを行う必要性を感じました。

白馬の豊かさとは何か

「白馬アイデアキャラバン」と題されたワークショップでは、3回シリーズで白馬村、東京、白馬村という順に、村民、移住者、学生、地域団体、事業者、白馬が好きな人たちなど、多様な属性の方が参加しました。ワークショップを通じて「暮らし」、「産業」、「ひと」、「自然」の4つのテーマごとに目標となるキーワードを整理。その中で、目標を達成するために重要となる言葉として「豊かさ」を抽出しました。また、村内の現状を表している「多様性」、「成長」とい言葉も加え、今後10年間、村民として考え続けなければない概念の意味も込めて、「白馬の豊かさとは何か-多様であることから交流し学び合い成長する村-」を基本理念として設定しました。現在、白馬村では、村民と村外の事業者が連携した国際的なプログラムを開催したり、白馬高校の国際観光課の取り組みなど、多様な人たちが村内外で協働しながら、白馬村の豊かさを求めて活動を続けています。


COPYRIGHTS © studio-L ALL RIGHTS RESERVED.