木島平村総合振興計画策定

担当者: 山崎,醍醐,小山,洪,生田,日野,瀧内
場所:長野県木島平村
工期:2013〜

新しい未来の姿への転換

地方の小規模自治体は、これまで大都市の利便性や経済的豊かさに近づこうと努力してきました。しかし、そこで生まれた若者世代は、大都市への就学、就職などによる流出が後を絶ちません。一方、今まで目指してきた大都市でも生活習慣病、孤独死、メンタルヘルスなど、様々な都市課題が噴出していることがわかってきました。今、地方の小規模自治体は、大都市の姿をそのまま目指すのではなく、地域性に合った「新しい未来の姿」を設定していくことが求められています。

長野県木島平村では、2013年から今後10年間の村運営の指針となる第六次総合振興計画を策定するプロジェクトが始まりました。木島平村の総合振興計画でもハードからソフトへと施策がシフトしてきましたが、村の人口が減少していく中で、既存の26集落を維持しつつ住民一人ひとりが主体的にまちづくりや村のソフト事業に関わることが困難になってきています。その中で、村の大自然や基幹産業である農業を中心に、「新しい村の姿」を計画において打ち出していきます。

これからの農村をいきる

計画策定にあたっては、村民の皆さんの意見を取り入れながら計画づくりを行っていくため、会議をワークショップ形式で実施していきました。「みんなの村づくり集会」と題されたワークショップは2013年度に4回、2014年度に9回開催し、村出身者、移住者、高校生など多様な参加者から多くの意見が出ました。ワークショップを通じて抽出した「食」、「自然」、「暮らし」、「産業」、「ひと」の5つのテーマごとに村民のチームを結成。この5つのチームで、具体的な活動内容を考えていきました。自分たちが出来ることは何なのか、「みんなの村づくり集会」だけでなくチーム毎に「自主会」を開催しながら、村の計画になるように検討を進めました。

2014年度は、自分達が考えたことをやってみるということで、村民祭にブースを出店、お弁当コンテストへ出品、村内でサロンの開催などを行いました。これからも木島平村で暮らしていく中で、小さな活動を続けていくことで、楽しく暮らすための第一歩が生まれてきています。


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