昭和の町商店街歴史発掘
・ふしぎ発見事業業務

担当者: 山崎,西上,出野,高木
場所:大分県豊後高田市
工期: 2011〜

商店街の活性

大分県豊後高田市は大分県北部、国東半島にある人口24000人あまりの街です。中心市街地には8つの商店街があり、最も繁栄した昭和30年代には行き交う人々が肩をぶつけながら歩いたほどのにぎわいだったそうです。2001年、豊後高田市はかつてのにぎわいを取り戻そうと、当時を体感できる「昭和の町」として再生し、年間の観光客数は40万人を越えるほどになりました。しかし、日用品を扱うお店は、町に観光客が訪れてもにぎわいは戻らず、いつしか商店街全体の元気もなくなっていきました。studio-Lは2011年から中心市街地、通称「まちなか」の活性化事業に関わるようになりました。

ヨソモノ・ワカモノ・バカモノの力

2012年の取り組みのあと、住民のみなさんは商店街での活動を継続していくために、市と協力して若者と共に昭和の町で活動していくことになりました。studio-Lでは中心市街地の活性化における各種調査や起業を目指す若者を育成しました。彼らが実践を通して地域の魅力や課題を発掘しながら地域に拠点をつくっていくよう支援しました。いわゆる「ヨソモノ・ワカモノ・バカモノ」の視点を持つ若者が商店街で生活することで見えてくる地域のニーズ(地域の人が交流できる場、高齢者の見守り、若者が活動できる場所の確保など)を取り出しました。そして、できることから一つずつ地域のみなさんと一緒に取り組んでいきました。

よこまち会議の活動

「よこまち会議」は2011年から中央通り商店街と宮町通り商店街を軸とした「まちなか」の未来を考え、元気を取り戻すための会議(まちなか会議)を継続的に行なうことを目的として結成したチームです。若者3名はこの「よこまち会議」と共に、地域のお祭りの写真展「裸まつり写真展示イベント」、商店街のクリスマスにスポットを当てた「サンタ・de・ナイト」また、地域のイベントでぜんざいを振る舞うなど、地域内外を問わず商店街の魅力を伝える活動を行ないました。特に若さを活かしてイベントのPRを担い、地域内・外の人たちに魅力を発信していきました。

おごめん帖の製作

これまでの「昭和の町」ガイドブックを刷新した「おごめん帖」を製作しました。おごめん帖を製作する過程では、昭和の町を語る新しい発見がありました。それは昭和を知らない世代には「昭和が新しく、かわいい」ということです。このコンセプトを基に昭和の町を取材しました。商店街の店主を中心に店の歴史やとっておきを話してもらい、女性目線でかわいさを加えて仕上げました。ガイドブックのタイトル「おごめん」とは、昔から豊後高田で使われている「ごめんください」という方言です。このガイドブックを片手に「昭和の町」商店街を「おごめーん!」と訪れてほしい、そんな気持ちがガイドブックに込められています。


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