ふるさとという最前線(東京都)

須藤圭太さん(写真左)、松井利夫さん(写真中央)、川合健太さん(写真右)

studio-L10周年特別企画!各地のみなさんをご紹介!
–ふるさとという最前線のみなさん

受講生の姿から、既に価値観の大転換が起こっていることを実感しました。

「ふるさとという最前線」は、東京にある京都造形芸術大学の外苑キャンパスで開催している講座です。全国各地の最前線で活躍している実践者をゲスト講師に招き、地域になじむこと、人がつながる場をデザインすること、仕事のつくり方など、地域の未来を変える方法を学ぶ講座です。studio-L10周年32日前の今回は、「ふるさとという最前線」のみなさんをご紹介します。

十年後のふるさとを体現する“最前線”

“2011年3月11日の東日本大震災以降、ふるさとを失うことの空漠とした不安の中「はたしてふるさととは何か」を問い続けていた松井利夫先生。頃を同じくして、京都造形芸術大学空間演出デザイン学科学科長に就任した山崎さんと出会いました。そこで、限界集落や中心市街地の衰退という地域社会が直面している問題解決に取り組むコミュニティデザインに触れ、そうした課題を抱えている地域社会は、実は十年後のふるさとの姿を今まさに体現している最前線なのではないかと思い至り、山崎先生とともに「十年後のふるさと」を考える講座「ふるさとという最前線」は生まれました。”

世代循環型の講座に

“この「ふるさとという最前線」講座、当初は大学の1講座という位置づけでしたが、
1度で終わることなく現在まで継続して7期開講し、これまでに延べ400名を超える受講生が参加しています。その中には、Iターン、Uターンし、全国各地で新たな活動の輪を広げている方もいます。また、ゲスト講師の居住地(限界集落)で講座を開講するなど、東京を離れた場所でも活動拠点が生まれています。こうしたふるさとを元気にするきっかけが生まれることがこの講座の魅力であると思います。今後は受講生の皆さんがゲスト講師となって戻ってきてくれるような世代循環型の講座ができたらいいなと思っています。”

価値観の大転換を実感した実践編

“6期では、今までゲスト講師を招いていた期とは違い、広島県の佐木島をフィールドにした実践編にしましたが、関東圏に在住している受講生たちが、こぞって現地に入り、長期間にわたって活動していたのにはとても驚きました。講座を企画した側の「往復交通費、宿泊費が掛かるが、皆フィールドに行くのだろうか」といった不安をよそに、我れ先にと現地入りする姿には、既に価値観の大転換が起こっていることを実感しました。また、短期間であるにも関わらず、『双鷺洲』という現地コミュニティ誌の編集部と協力し、特集号を編集・発行するなど、何か新しいことを始めるだけでなく、既存のものを引き継ぎ、活用する方法をとったグループがあったことも印象的でした。”

studio-Lにひとこと!

“それでは、一句詠ませていただきます。
子らの着る 夏服すでに Lサイズ”

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ふるさとという最前線
studio-L担当:山崎、西上
場所:東京都港区
WEB:https://gakusha.jp/

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issue+design(東京都)

studio-L10周年特別企画!各地のみなさんをご紹介!
–issue+designのみなさん

これからも協力しながら、刺激し合いながら、世の中にインパクトのある仕事がしたいですね!

issue+designは、「社会の課題に、市民の創造力を。」を合言葉に神戸市で始まったソーシャルデザインプロジェクトです。行政・市民・大学・企業などさまざまな立場の人と共に、日本が抱える社会課題に対し、デザインの持つ美と共感の力で解決に挑むプロジェクトを多数展開しています。studio-Lも、「震災+design」「放課後+design」などのプロジェクトでご一緒しています。studio-L10周年38日前の今回は、issue+designのみなさんをご紹介します。

社会課題をデザインの美と共感の力で解決する

“issue+designは、医療や教育など社会課題解決のデザイン、地域活性化のデザイン、ソーシャルビジネスの開発など、さまざまな分野で活動しています。2008年には、神戸市にて「避難生活」をテーマにしたワークショップを開催しました。参加者は全国各地から集まった30名の大学生です。阪神・淡路大震災の教訓をもとに、被災者が長期間生活する避難所にて生じる問題を解決するためのデザインをみんなで企画し、提案しました。”

市民が考えたアイデアが実際に活用された

“このワークショップから約2年後の2011年3月11日、東日本大震災が発生しました。2008年に提案された多数のアイデアの一つを応用したのが「できますゼッケン」です。このゼッケンは被災地で多くの方に使っていただくことができました。市民が考えたアイデアが実際に活用され、別の市民の課題を解決することができた、私たちにとって印象的な事例の一つです。”

台風の日の忘れられないエピソード

“今ほど忙しくなかった2011年。神戸で私たちと山崎さん、醍醐さん、西上さんでファシリテーターをするという贅沢な布陣のワークショップを開催したことがありました。台風で大荒れの中、東京にいた醍醐さんは、何とか前日中に関西に帰ろうと深夜バスに乗り込んだものの、大渋滞と洪水による橋の陥没で全く動けず。翌日の夜のワークショップ本番にも間に合わず、結局、24時間バスの中に…。台風が来ると、いつもこのことを思い出し、宿泊と交通の確保に過敏になります(笑)”

studio-Lにひとこと!

“10周年、おめでとうございます。studio-Lの山崎さんとissue+designの筧の運命的な出会いから8年が経ちました。山崎さん、西上さん、神庭さん、醍醐さんをはじめとするstudio-Lの皆さんのお仕事には、いつも刺激をもらっています。これからも協力しながら、刺激し合いながら、世の中にインパクトのある仕事ができたら幸いです。20年を目指して、今後ともよろしくお願いします。”

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issue+design
studio-L担当:山崎、醍醐、神庭、西上
場所:東京都港区
WEB:http://issueplusdesign.jp/

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穂積製材所プロジェクト(三重県)

studio-L10周年特別企画!地域のみなさんをご紹介!
三重県伊賀市より、穂積製材所プロジェクトの穂積亨さんと澄子さん

製材所に多くの方が訪れ、連絡が来るので生きがいに思い、また若返った気持ちになります。

三重県西部にある伊賀市島ヶ原は、滋賀・京都・奈良の1府2県と接しています。大阪や京都、名古屋の中間にあり、それぞれから1時間半ほどで訪れることができます。古い歴史の地域で、大和街道の宿場町、国の重要文化財である正月堂などの文化財も多く残されています。studio-L10周年40日前の今回は、島ヶ原で製材所を運営している穂積夫妻のお話をご紹介します。

歴史ある製材所でご夫婦のおもてなし

“三重県伊賀市島ヶ原、穂積製材所プロジェクト代表の穂積亨(写真左)です。この5月1日で77歳になりましたが、製材、木材販売、建築業、木工教室とできる範囲で頑張っています。NPO法人伊賀島ヶ原おかみさんの会理事長の穂積澄子(写真右)です。studio-Lと同じく、今年で設立10年目を迎え、仲間の「輪と和」で会員47名「おもてなしの心」を軸として、日々楽しく過ごしています。”

木工教室で、森林問題をみんなで解決

“定期的にいろんな木工教室を開催して小学校からお年寄りまで多くの方に参加いただいています。また地元のまちづくり協議会や観光協会と協力して事業や各地区の方にイベントや木工作業の指導を行なっています。”

みんなから「よくやっているね」と言われます

“ホヅプロとの恊働事業により、地域の人々とも理解を深めることができ、これからの活動に展望を持つことができました。また、そのことによって活動を県内外に発信することができるようになり、県内外の方から「よくやっているね」とお褒めの言葉をいただくことがあります。”

studio-Lにひとこと!

“この10年間でstudio-Lとの絆が深まり、また広がりつつあります。製材所に多くの方が訪れ、連絡が来るので生きがいに思い、また若返った気持ちになります。この素敵なご縁と絆がいついつまでも続くことを願っております。いつでも大歓迎です。お待ちしています。”

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穂積製材所プロジェクト
担当者: 山崎、醍醐、西上、藤原
場所: 三重県伊賀市
WEB:https://www.facebook.com/hozpro

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